津田塾大学 女性研究者支援センター

センター長あいさつ

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女性研究者センターは、2008年度の文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業による「世代連携と理文融合による女性研究者支援」の開始を契機として、出産・育児を抱える女性研究者を積極的に支援しながら、次世代で活躍する研究者の育成を目的に設置されました。

そして、2016年度より電気通信大学、日本電信電話(株)先端技術総合研究所とともに、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の採択を受け、「コミュニケーション・フロンティア〜女性研究者が切り拓く豊かなコミュニケーション社会」をテーマに女性研究者の活躍に向けた連携事業に取り組んでいます。

2015年9月に国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)においても、「ジェンダー平等を実現しよう:ジェンダーの平等を達成し、全ての女性と女児のエンパワーメントを図る」が掲げられています。一方で、世界経済フォーラムが2021年3月に発表した「ジェンダー・ギャップ指数(GenderGapIndex)」では、日本は世界153カ国の中で120位という順位で、男女間に差が大きいという結果が出ています。

本学では、2020年度の女性教員比率が全国平均と比べ高い52.9%となっており、自然科学分野の女性教員比率においても、2015年度の26.3%とから31.6%へ向上しました。引き続き、本センターでは、SDGsの2030年実現に向け、女性が国際的な研究リーダーとして評価されるような研究の推進、能力の向上、大学教職員の意識啓蒙・研究環境の整備、次世代の育成などを積極的に行っていきます。

皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

2021年4月1日
センター長 稲葉利江子