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センターの活動に関わってくださった方々に、質問形式でメッセージをお寄せ頂きました。
ご所属はメッセージ掲載時点のものです。
- 質問1:津田塾大学女性研究者支援センターに対して期待していることは何ですか?
- 質問2:学生時代にやってよかったことは何ですか?
- 質問3:若い世代にメッセージをお願いします。
No.17 中島秀之氏(公立はこだて未来大学 学長)

- 質問1
- 男性・女性と分けて考えるのはあまり好きではないのですが、いや、分けるのが嫌いだからこそ、女性の情報系研究者が少ないのは常々残念に思っています。どんどん女性研究者を産みだしていただければと思います。
言語学や心理学には女性が多いのですが、なぜか情報系には少ない。でも、情報って本当は言語や心理に近い分野なのです。少なくとも、それらの分野の知識を必要とします。 - 質問2
- いろいろあるのですが、特に学生時代には結構回り道人生を歩んでいます。留年・留学などを含め、大学には12年間在籍しました(博士課程を含みますから、最短より3年増しです)。この回り道が良かったと思っています。徹夜麻雀に明け暮れた日々も人生の肥やしになっています。
修士の頃に1年間アメリカに国費留学させてもらいました。これは最大の収穫でした。一つには英語がうまくなったこと。それ以上に自分が日本人であることを再確認できたことが大きいと思います。一度は外から日本を眺めるのが良いと思います。そうすれば、日本人であることを武器に世界の人たち(私の場合は研究者)と戦えます。 - 質問3
- 若い頃は、未来は無限にあるような気がするものです。1年が長く感じられます。でも、そこから数十年を経て振り返ってみると、やり遂げていないことがたくさんあるのに気付きます。1年が短くなってきます。ですから、人生の目的をしっかり持ってそちらに向けた努力を続けて欲しいと思います。
1.世界に出ましょう。様々な文化の違う国に行って、世界中に友達を作りましょう。
2.本を読みましょう。読み続けることがパワーになります。
3.趣味を持ちましょう。何でも良いから、一つの趣味を深めると、そこから世界を見る目ができてきます。多くの趣味を持てるともっと良いと思います。
No.18 河野(平田)典子氏(日本大学理工学部 教授)

- 質問1
- 津田塾大学は、数学科などの理科系分野の学科創設も大変古く、日本の私学における女性教育の中心でおられることは周知の事実かと思います。
国際的で、なおかつ「理文融合」という理科系と文科系の双方の視点からの女性研究者支援を実行しておられる、津田塾大学ならではの今後のご活躍に期待しております。津田塾の「世代連携」で構築されたネットワークを、日本全体での女性研究者支援やロールモデル提示に、是非ともつなげて下さい。 - 質問2
- 丁寧に専門の数学の本を読んで基礎を固めたのちに、外国に行って新たな視野を広げる機会を得たことでした。どのような学問であっても、技術であっても、その表現や理解には、必ず何らかの国際的な標準があるはずです。日本の中に居た場合にはそれらが見えにくい可能性もありますが、標準的な数学の「俯瞰の方法」を外国で学べたことは幸いでした。また、若い頃の人脈は、年を取ってから作る人脈とは性質が違うと思われます。若い頃に学者のタマゴ達と築くことが出来た友好関係も、現在まさに自分の財産になっています。
- 質問3
- 一時的に理解が得られなくても、どんなに困ったことに遭遇しても、あきらめずに夢を持ち、夢を追い続けていれば、いつか必ずどこかで誰かが評価をしてくれます。悲観的になっては何も生産できません。いつでも楽観的にポジティブ思考を心がけ、粘り強く好きなことを探し、見つけ、それに精進して下さい。女性は男性より10年ほど長く生きるのですから、10年くらい回り道しても良いのです。
好きならば、必ずやって行けると信じて下さい。
No.19 橋本隆子氏(千葉商科大学 商経学部 准教授)

- 質問1
- 女性の社会進出がまだまだ遅れている日本において、女性が家庭と仕事を両立させながら自立していくことの重要性ややりがいをぜひ若い世代に伝えてほしいと思っています。また理文融合という視点は、分野横断的かつグローバルな能力が必要とされる現代社会でとても重要だと認識しています。津田塾大学女性研究者支援センターが、さまざまなキャリアの可能性を示すことで、女子学生の可能性を広げていってくれることを願っています。
- 質問2
- なんといっても、女子大学で学生生活を過ごしたこと、これにつきます。女性ばかりという環境の中、自分たちで考え、動き、切磋琢磨して勉学に勤しむことができました。自立心を養うためにも、将来に役立つ人的ネットワークの基盤を構築するという点においても、女子大学の果たす役割は極めて大きいと感じています。
- 質問3
- グローバル化する現代社会において、女性の能力はますます必要とされています。多様性を受け入れることができる力、柔軟な発想力、きめ細やかなコミュニケーション力、バランスのとれたフェアな視点など、女性の強みを活かして、自信を持ってキャリアを切り拓いていってほしいと願っています。
No.20 成松宏美氏(電気通信大学大学院 情報システム学研究科 大学院生)

- 質問1
- センターを通じて、研究に魅力を感じる方、研究の道に進みたい方、が増えることを期待しています。現在、企業や大学でも女性が働きやすい環境づくりに力を入れているようです。学内に女性研究者のためのセンターがあることは学生にとってとても貴重だと思います。センターには是非、研究者とは何か、活躍できる場所など、授業で知りえない情報を広く提供して頂き、より多くの学生がセンターを有効に活用できることを望んでいます。
- 質問2
- サークル、研究所インターンシップ、アルバイトなど、時間や負担を気にせず貪欲にチャレンジしたことです。各所を通じて得た仲間、自分の成長は何事にも変えられない貴重な宝物です。個性を持ち夢に向かって努力する仲間は、私に刺激を与え、私の努力と成長を導いてくれました。また研究所で仕事をする機会を与えられ、研究の魅力を直に感じることができたのは、私の『研究者になりたい』という将来の夢を支える貴重な経験となっています。
- 質問3
- いろいろなことへの興味を持って貪欲にチャレンジしてください。大学での専攻と関係なくても、自分が少しでも興味を持ったことなら何でも挑戦してみることが重要です。いろいろな経験をすることで得られる自己の成長はかけがえのないものです。そこで新たな将来への扉が見つかるかもしれません。また、大学院進学を将来の自分への投資と考え、是非選択肢の一つとして考えて頂ければ嬉しいです。ご活躍を期待しています。
