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メッセージ

センターの活動に関わってくださった方々に、質問形式でメッセージをお寄せ頂きました。
ご所属はメッセージ掲載時点のものです。

  • 質問1:津田塾大学女性研究者支援センターに対して期待していることは何ですか?
  • 質問2:学生時代にやってよかったことは何ですか?
  • 質問3:若い世代にメッセージをお願いします。

No.37 村田節子氏(NTT 研究企画部門 プロデュース担当)

質問1

1.男性の参画に期待
女性の問題を女性だけで考えていても広がっていきませんので、ぜひ男性を巻き込んで大きなウェーブに拡大をしていっていただきたいと思っております。

2.研究者だけでなくワーキングウーマン全体への拡大に期待
女性の職種として「研究者」は働きやすいほうではないでしょうか?研究者にとどまらず、「働く女性」を支援するための方策にまでつながるよう、期待をしております。

3.グローバルへの視点
女性の社会参加という観点からは、残念ながら日本はまだまだ遅れているのではないでしょうか。ぜひ海外の取り組みを参考にしていただきたいと思います。

質問2
何も考えていませんでしたが、やりたいことを自由にやってきたことが良かったと思います。将来に向けて、何か戦略的に過ごすというのは学生らしくありませんので(笑)。何より良かったことは、多くの人と関わり、たくさんの友を得たこと。友人は一生の宝物。社会に出てからもずっとずっと交流は続いています。
質問3
とにかく想い続けること。寝ても覚めても想って想って想い続ければ、必ず道は開けます。
失敗体験・挫折体験、大歓迎!そして強い精神力をもって社会に出てきてください。お待ちしています。

No.38 河村潤子氏(文部科学省 高等教育局 私学部長)

質問1
津田梅子先生の足跡を継承、発展させ、性別、国籍、年齢を超えて多様性に富んだ研究者コミュニティ、大学運営モデルを創ってくださることを期待しています。
質問2
小さなことでも一所懸命にしたことは、思わぬところで後日活きてきます。自分自身で思い起こせば、ある年の春休みを費やした創作活動の体験も、普段の授業の講義録用に開発した自己流速記術も。そして、他に代え難いのは友人たちとのつながり、ですね。
質問3
自分の意思で「自分の時間」をどうデザインするか、試行錯誤するとよいと思います。ミヒャエル・エンデの「モモ」やエーリヒ・ケストナーの「飛ぶ教室」などの作品も(児童文学とされていますが)是非読んで下さい。

No.39 J-Win技術系分科会 松井由紀氏((株)フジタ)

質問1

・「大学」と「社会」とのつながり。学術的な知識・学問といったアカデミックなことを学ぶだけでなく、そういったことが社会的にどのような意味があるのか、「実社会とのかかわり」という部分も学べるように支援いただき、学生や研究者 に機会の提供をして頂ければと思います。

・大学同士の連携をより進めていただきたいと思います。

・津田塾大学というと英語に強いという期待感があります。英語力を活用しグローバルに活躍出来る人材をたくさん育てていだだきたいと思います。

・次世代へのアピール。小・中・高校生へ向けての活動も期待します。

質問2

・「勉強」。「やってよかった」というよりも「やっておけばよかった」という感じです。特に英語は必須です。英語が話せないことは仕事上のハンディキャップとなってきます。

・アルバイトも旅行も自分で考えて進めました。いろいろと悩みもあり、辛いこともたくさんありましたが、今ではとても良い財産になっています。

・「部活」。ヨコだけでなくタテ(上も下も)の関係を経験していると、社会に出た時の人間関係の作り方が変わってきます。できるだけ多くの方と人間関係を築いてもらいたいです。

・(特に女子大の方に向けて)男子学生との交流。女子大の良いところはたくさんありますが、やはり偏ってしまう部分もあると思います。変わりつつはありますが、まだまだ社会は男性主導で動いています。サークルでもアルバイトでも良いので、男性(学生)との交流を持ち、社会人になることを見据えて感性を磨いて欲しいと思います。

質問3

・勉強はとっても大事。でも、「勉強以外に頑張った」と言えることがあれば更によし!出来るだけ多くの経験・体験・挑戦をしてください。失敗を恐れずに何にでもトライしてください。若い時でないと出来ないことはたくさんあります。

・目標を立てることはとても大切。でもそれに固執しすぎて、視野が狭くならないように。多くの事に興味を持ち、人間としての幅を広げてください。

・グローバルリーダーをめざしてがんばってほしいと思います。

・偏差値や点数の良し悪しで決めた進路でもその中におもしろさを見いだすこともあれば、好き嫌いで決めて興味のある分野に進むことで突破口が開けることもあります。自分で「決めた」ことを信じて、社会に羽ばたいてください。社会は思っている以上に懐が深いですよ。

・仕事でも私生活でも、他人に対する愛情を持って下さい。自分本位では心がすさんできます。


No.40 梶山朋子氏(青山学院大学 理工学部 経営システム工学科 助手)

質問1
all-round womenの育成を掲げる津田塾大学は、様々な分野で活躍する卒業生を多数輩出していることと思います。研究者同士でも専門が少し異なると面識がなくなってしまいますので、女性研究者という小さな枠にとらわれず、広く交流の場を提供して頂きたいです。研究者や企業人、そして、これから社会に出る学生の皆さんが集い、お互い刺激し合うことによって、仕事への活力や未来への展望を生み出す機会になると思います。
質問2
学内ではプログラミング漬けのデジタル世界に浸っていましたが、一歩キャンパスを離れると、管弦楽部でのバイオリン演奏、茶道、舞台観劇など、アナログ世界を満喫していました。現在の研究にも直結していますが、仮想と現実のバランスを保っていたように思います。実空間で人や物と触れ合うことにより、ふと面白いアイデアが浮かぶこともありました。一見つながりのないように感じる事にも前向きに取り組んできた姿勢が、現在の大きな原動力となっています。
質問3
私は津田塾大学で、自ら学び考え行動する楽しさを教わりました。何事にも興味を持ち素直に感動する豊かな感性や、多くの人に出会い多様な考えに耳を傾ける柔軟性を磨きながら、自分で考え行動する力を養って頂ければと思います。すべての経験は未来の自分につながりますので、自由度の高い学生生活の中で時間を大切に過ごし、失敗を恐れず意欲的に将来を模索して頂けると嬉しいです。

No.41 加川奈津子氏(KDDI モバイルアクセス技術部)

質問1
女性が女性を意識することなく、性別の違いを超えた一研究者として羽ばたいてゆけるような環境づくりのご支援に期待します。
質問2
学生時代は社会人よりもコントロールできる時間が多かったので、じっくり時間をかけて自分のやりたいこと探求することができた時期だったと思います。又、友人や先輩、後輩となるべく多く時間を共有してきたことで得た思い出や経験が社会人になって、ふとしたことで役立ったりします。
質問3
私も若い世代と思いたいですが・・・。少しでもやりたいことが見つかったら考えるより前にまず試してみるのも良いのではないでしょうか。一人で取り組んでも良いですし、仲間を巻き込んで盛り上げながら進めてゆくやり方でも良いです。軽いフットワークは若い人たちの強力な武器だと思います。

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